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雅号が名称由来の発電所 [ダム・水路]

 2013年秋の上州ダム巡り・・・いよいよ最終回です。

 前回記事の文字通り流れそのままに、利根川と上越線を左右に眺めながらR17を南下していると、まったくダムに興味が無い人でも多分目につくであろう綾戸ダムが見えてきます。ココで取水された水が水路を伝って行き着いた先が・・・

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真壁調整池であります







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堤高はそれほどでもありませんが、堤長は500m以上もある重力式コンクリートダムです


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冒頭画像の中央部分に接近してみました、ここからさらに取水します




その水は何処へ行くのでしょう・・・




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赤城山の勾配を利用した下流部分に、なにやら巨大なモノが確認できます

(関越道を走行中でも目立ちます)


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近づいてみました・・・とにかく巨大ですヮ(゚д゚)ォ!

北九州の御仁なら、おなじみのポーズをとることでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ


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真壁調整池からの水は、この水圧鉄管を通って・・・


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あの巨大なモノの基部へ通じています


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これはサージ・タンクと呼ばれているものでして・・・


   高   さ:75.2m
   内   径:12.5m
   基礎の高さ:8.2m
   基礎の直径:35m

 発電所が災害などの理由で急に停止した場合、通常より高い水圧が水圧鉄管にかかることになります。この現象を水撃作用(ウォーター・ハンマー)と言いますが、これを吸収する設備がサージ・タンクというわけです。このサージ・タンクのおかげで、水圧鉄管の厚さを薄くできるなど経済的となるそうです。また、水槽の役割も担うため、発電所の運転に必要な水の補給を効率よくする役割もあるのだそうです(案内板より抜粋)。



 距離的にはたいしたことはありませんが、いくつかに点在している施設が役割を果たしていることのスケールの壮大さに驚きます。見方を変えれば、それぞれの場所をメンテナンスしなければならない効率の悪さがあることも事実です。特に今夏の利根川水系は水不足が心配されていましたし、Nなパワーの効率の良さが目立つのも事実です・・・



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旧水圧鉄管やサージタンクの一部も展示されています




 サージ・タンクより更に下にある発電所の見学が時間切れになってしまいました。幸いなことに、かなり桜の名所のようですので、改めて訪れる機会を企みそうです(^^);



 佐久発電所について・・・セメントの創業に著名な実業家、故浅野総一郎氏によって昭和3年に誕生しました。およそ15万世帯をまかなえる規模の発電量は、特に戦後の産業・経済の復興と発展に貢献してきました。「佐久」の名前は、浅野総一郎氏の妻「作」さんをしのんで雅号である「佐久」と命名されたと伝えられています(案内板より抜粋)。








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コメント 8

響

はい、間違いなくあの塔みたいなタンクの前で
イデヨ・シェンロンポーズをすると思います。
しかし見応えたっぷりな施設ですね。
あの螺旋階段を登ってみたいです。
by (2013-11-16 05:13) 

ゴーパ1号

茨城の真壁かと思っちった!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
by ゴーパ1号 (2013-11-16 10:26) 

an-kazu

響 さん、

 さすが1コメ!(^^)!
 群馬へおこしの際は、是非お立寄りくださいね!

 螺旋階段を登れば、赤城山や榛名山など、眺めは最高
 だと思います(*^^)v
by an-kazu (2013-11-16 16:51) 

an-kazu

ゴーパ1号 さん、

 筑波山の北側・・・でしょうか?
 良い街並みのようですね!
by an-kazu (2013-11-16 16:53) 

shiho

私も真壁かと思ってしまいました(笑)
by shiho (2013-11-16 22:32) 

an-kazu

shiho さん、

 気になる街になってきましたゾ・・・
by an-kazu (2013-11-17 19:02) 

さといも野郎

あの煙突の階段は、登山練習に使えそうな予感(^^

by さといも野郎 (2013-11-17 21:10) 

an-kazu

さといも野郎 さん、

 赤城山と榛名山のすぐ側なのに
 階段ですかぁ(^^);
by an-kazu (2013-11-19 22:50) 

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